スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オブジェになった駒場寮

Sunnuntai, Huhtikuu 11


というのは、駒場で学位を取得した知人の弁。

とんぼ帰りで駒場キャンパスに行ってきたのですが、そのとき駒場寮の跡地を見てきました。

100407_1600381_convert_20100411143516.jpg

駒場寮の柱廊のほんの一部だけが、まさに「オブジェ」という姿でその場に遺されています。

100407_1600141_convert_20100411143557.jpg

このような説明板とともに。「寮生による自治がおこなわれていた」というようなことも触れられています。
まわりは、キレイなレストラン、生協、図書館などが新しく建ち並び、広場に作りかえられています。

その広場には、ちょうど寮の柱が建っていた場所に照明が埋め込まれているらしいです。


廃寮後、「何か形として遺す」というのが駒寮生と当局の間の最後の(?)約束だったそうです。その約束についてどうこう言う資格は僕にはありません。ただこの光景を見て浮かんできたのは、同化という言葉でした。自治寮でのかつての生活も、廃寮問題時のたたかいも、現代的なキレイな建築群の向こうに塗りつぶされてしまっただけでなく、「東大の伝統ある『歴史』」の中にきわめて整然と取り込まれてしまったのだという気がしました。


コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

こ、これは……!
まるで「古きよきものが自然な流れで消滅した」かのような印象を与えるオブジェですが、東大当局が明確な意志と露骨な暴力で廃寮を遂行したことをまったく隠蔽してしまうのでは。当局の歴史観によって駒場寮という場所やその意味が塗りつぶされている感じがします。吉田寮も当局による建て替え案が浮上しており事態は切迫していますが、なんとか寮自治/自治寮を防衛したいです。

No title

熊野がこうならない事を祈りたいと言いたいところだが、
僕にとっての熊野は自分が住んでた数年間だけで、
今後熊野がどうなろうとどうでもいい。
今の寮生にこんな事にならないよう頑張って欲しいと願う立場でもないな。
今の熊野のことを決めるのは、今の寮生だからね。
僕らは去った人間だ。自分がいた頃の思い出が心の中に残っていればそれでいい。熊野が残ろうが残るまいがどうでもいい。
しかし、当局とやり合って自治を守ってきた歴史だけは記録されて欲しいな。この記事のようにきれい事として扱われたくない、と思ったりします。

No title

これは・・・なんだか、兵どもが夢の跡、ですね。まあでも、一般の人にはオブジェにしか見えないでしょうね。同化ですか。うまい。

No title

遅くなってしまいましたが、みなさんコメントありがとう。

> 大塩平八郎さん
フランスからどうも!元気ですか~。
> 「隠ぺいしてしまうのでは」
完全にそうなっていると思います。こういうのはこれまでに見たことがありませんでした。「古き良き旧制一高」以来の伝統という歴史観による歴史の書き換えみたいなものでしょうか。ただ、果たしてこうなったのは当局だけの責任なのかどうか、という疑問は持っています(廃寮のことではなく、このオブジェ化のことね)。
吉田寮に関するこれからの動向は、とっても重要ですね。

> ひろちーさん
ネットで調べてみる限り、駒場寮の資料は、学生自治会の方が保管しているらしいけどね。
「どうなってもいい」という言い方はできないけれど、意味は分かります。

> weedさん
ごぶさたです。ちょうど新入生と思しき人々が駒場キャンパスにあふれていましたが、誰一人関心を寄せていませんでしたね。
プロフィール

salisalix

Author:salisalix
進化・生態学の研究者(ぽすどく)。フィンランドで修行中⇒帰国。現在、トーキョー・キョート・シガをうろうろ

最新コメント
最新記事
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
Joensuu Now
Click for ヨエンスー, フィンランド Forecast
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。